アトピー治療ならあとぴナビホームケアナビ > なぜ、体の洗浄は、 界面活性剤を使っていないものが 良いのでしょうか?

なぜ、体の洗浄は、 界面活性剤を使っていないものが 良いのでしょうか?

ユーザー2


  • アトピー性皮膚炎のダメージを受けた肌の洗浄は、できるだけ刺激が少ないもの が望ましいと言えます。特にその中でも、界面活性剤を使用していない洗剤は、 お肌のバリア機能への影響も少ないことが分かっています。 アトピー性皮膚炎の方は、どのような洗浄剤を選択するのがよいのでしょうか?
  • ダメージを受けた肌は、基本的に、掻き壊 しもあって、バリア機能が低下した状態にあ ります。  
    こうしたお肌を洗浄する際、気をつけたい のは、界面活性剤から受ける影響です。  汚れには水溶性の汚れと脂溶性の汚れがあ ります。  
    水溶性の汚れは、水やお湯で洗い流すこと ができますが、脂溶性の汚れは水やお湯だけ では十分に落としきることができません。  
    フライパンにこびりついた油汚れを想像す ればイメージできるでしょう。  
    そこで、親油基と親水基を持つ界面活性剤 を使って、脂溶性の汚れを水で落とせるよう にするのが石けんやボディソープ、シャンプー の役割となります。  ただ、そこで落とすのは、汚れだけには留 まりません。スキンケアとして機能している 皮脂膜を界面活性剤は洗い流し、そのバリア 機能を低下させてしまいます。
- - - - -
  • もちろん、ある程度、バリア 機能が保たれていて、汗もかける方 の場合には、その後、皮脂膜がすばやく形成 されることで、乾燥状態に陥ることはあまり ありません。健常な方の肌がそういった状態 にあります。  
    しかし、乾燥肌で痒みを感じやすい方、あ るいはアトピー性皮膚炎の症状が悪化した状 態の方は、石けんなどでお肌の洗浄を行うこ とで、皮脂を失い、よりバリア機能が低下し た状態に陥らせることになってしまいます。
- - - - -
  • とはいえ、洗浄自体は、大切です。特に、 感染症など異物の影響を受けやすいアトピー 性皮膚炎の方は、洗浄を行わないことが、感 染症を招いたり、黄色ブドウ球菌の繁殖(皮 膚細菌叢の乱れ)を許しやすくし、症状を悪 化させるケースがあります。  
    そこで、状態が悪い時には、お肌のバリア 機能を維持させるために、界面活性剤が使わ れていない洗浄剤がお勧めです。   あとぴナビの洗浄アイテムでは、APゼロ・ ウォッシュが該当します。  お肌の状態に合わせて適切な洗浄ケアを行 いましょう。
  • ソープを使われる方は?
  • APゼロウォッシュのように、界面活性剤が全く含まれていない洗浄剤 は、泡立ちが全くないため、洗いづらい、と感じる方もいます。 また、お肌ダメージが強くなければ、通常のソープなどの使用でも、特 に症状の悪化を招くことは少ないでしょう。 ただ、これから冬を迎えて乾燥時期がやってきますので、ソープなどを お使いの方は、皮脂をしっかり「落としきらない」ような洗浄方法で洗 浄しましょう。
    具体的には、ご使用のソープを薄めることで、泡立ちが減り、洗浄力が 弱まって、皮脂を少しでも残すことができます。 ただし、お肌の掻き壊しや、乾燥状態が強い方 は、薄めるだけでは不十分なことがありますの で注意しましょう。
  • ソープを薄める方法
  • 別容器を用意して、5 ~10 倍程 度に薄めてみましょう。泡で出る ポンプを使うと、泡切れの良い泡 で洗浄することもできます。







アトピー性皮膚炎総合情報サイト「あとぴナビ」ではアトピー性皮膚炎に関しての情報を広く、深く、ユーザー様に知ってもらうため様々なコンテンツをご用意しております。コンテンツの中にはユーザー様から体験情報等提供していただいておりますコンテンツも含まれる為、無料会員制度をとらせていただいております。
すべてのサービス・コンテンツを無料で提供しております。
会員登録がお済みでない場合は以下のボタンからご登録ください。



あとぴナビのすべてのコンテンツをご利用される場合には無料会員登録が必要です
login
知識ナビ ケアナビ 医療ナビ 乳幼児ナビ 体験ナビ スペシャルナビ
あとぴナビインフォメーション アトピーQ&A あとぴナビブログ あとぴナビモバイル facebook