3月のスキンケアと入浴のポイント |
寒さもピークを過ぎ、少しずつ春の足音が聞こえてくる季節になりました。とはいえ、今年の冬は例年より気温が低い傾向が続いたので、 3月のスキンケアはこのことをしっかり考慮したほうがいいでしょう。冬のスキンケアから春のスキンケアへの切り替えは、気温や湿度の 状況をみながら柔軟に対応していくようにしましょう。
なかなか気温が上がらず寒い日が続くようであれば、これまで行っていた冬のスキンケアをベースに考えます。 基本は、肌からの水分蒸散量を抑えるための「保湿」。オイル系のアイテムを併用し、表皮の水分をしっかりキープできるように注意しましょう。
しだいに気温が上昇し、少しずつ春めいてくるようであれば、真冬のように徹底的に保湿する必要性も薄れてきます。気温や湿度の状況に合わせて、 「保水」と「保湿」をバランスよく行うよう工夫していきましょう。また地域によっては、そろそろ花粉症の影響も考える必要があるでしょう。
冬から春の季節の変わり目は、気温の変化により体調もくずしやすい時期。1年のうちでもっとも肌の状態が不安定な季節といえるでしょう。 この時期は、皮膚に対するスキンケアとともに、生活面から体調を整えていく体の内側からのスキンケアもとても大切です。 睡眠をしっかりとり、食事も規則正しく栄養バランスを考えて摂りましょう。また、角質層のセラミドが不足して肌が乾燥している場合も多いので、 サプリメントなどでセラミドを補給しながらスキンケアを行うと効果的です。
春先は、気候の変化に加えて生活環境も大きく変わりやすい時期です。卒業、入学、就職、転勤、転居など、 春を期に生活が一変する方も多いでしょう。肉体的にも精神的にもストレスを受けやすい季節なので、 体調を崩さないように日常的な健康管理が大切です。
十分な睡眠、ビタミン・ミネラルの摂取を意識した食事、適度な運動などが大切ですが、入浴をしっかり行うことも 体調管理に大いに役立ちます。
基本は、少し長めの入浴を心がけること。ぬるい温度にゆっくりつかるリラックスした入浴は、肉体的な疲労の回復だけではなく、 精神的な疲労回復にも役立ちます。
注意したいのは、体力を使いすぎないようにすること。特に就寝前の入浴で体力を使いすぎると、かえって睡眠を妨げることもあります。 ぬるめの温度での入浴が大切なことを忘れないようにしましょう。