4月のスキンケアと入浴のポイント |
4月は、冬の寒さが残る時期から暖かい春への移り変わりの季節です。さらに気温の上昇が早い年では、初夏への移り変わりも重なることがあります。
それぐらい気温の変化が大きい時期なので、スキンケアにもいつもと違った一工夫が必要です。乾燥やダメージに対するケアといった通常の対策に加えて、汗対策、紫外線対策なども必要になります。
「五月病」という言葉があります。もともとこの言葉は、新たな職場や新入学などで、新しい環境に適応できないことに起因する精神的な症状のことを現わします。しかしこの季節は、そういった環境の変化がなくても、精神的に不安定さを覚える人が多いようです。
その要因としては、気温の寒暖差が大きく、自律神経を乱しやすいことも関係しているようです。いずれにしろ、こういった体調の悪化は、アトピー性皮膚炎にとっても、悪化要因となりやすいと言えます。
そこで4月は、自律神経によい影響を与えられる入浴を特に意識して行うようにしましょう。
具体的な入浴法としては、「体温に近い温度で長めの入浴」です。湯温は39度までにして、高温での入浴は避けるようにします。
入浴スタイルは、半身浴が適しています。全身浴は、ぬるい温度であったとしても、水圧などが血流に影響して心臓に負担がかかってしまいます。短時間の入浴ならば問題ありませんが、長時間入浴する場合は、血流への負荷は少なくしたほうが、自律神経も整いやすくなります。