アトピー治療ならあとぴナビホームケアナビ > 7月のアトピーケアのポイント

7月のアトピーケアのポイント

ユーザー2


  • 7月は梅雨明けから夏に向かう時期で、また夏休みなどイベントも多くなります。アトピー性皮膚炎の方にとって、しっかり「汗をかける」良い時期でもありますが、ここ数年、猛暑が続いており、熱帯夜による睡眠不足、日中のエアコン環境下における冷え、猛暑による食欲減退から来る体調悪化など、アトピー性皮膚炎を悪化させる要因も多くなってきます。 7月のアトピーケアの注意点について考えていきましょう。




  • あるお菓子メーカーの調査で、体の冷えを感じるかどうかを尋ねたところ、冬の時期に冷えを感じる方が97%だったのに対し、夏の時期に冷えを感じる方は79%もいました。(※健康科学研究所ホームページより)
    本来、暑い夏の時期に、特にここ数年は猛暑が続く中でも、冷えを感じる一番の原因は、エアコン環境下での生活にあると考えられます。
    猛暑の日は夜も熱帯夜となることが多く、そうなるとほぼ24時間、エアコンをかけたまま暮らしている、という方も多いのではないでしょうか?
    ヒトの体は、内分泌や自律神経機能などが日内変動の影響を受けていますが、同様に四季がある日本においては季節変動の影響も受けることになります。本来、暑い時期に「汗をかく」という行為は、そうした季節変動の一貫の中に組み込まれているわけですが、エアコンで気温を調整して「汗をかかない」生活を連続していくと、こうした体内のリズムに悪影響を与えることがあります。
    エアコンの機能は気温を下げる=湿度を下げる、ということですから、湿度が下がることで皮膚の水分蒸散量は上昇しやすくなり、乾燥傾向に向かうことになります。
    もちろん、暑い中で「汗をかく」こと自体が水分蒸散量を上げて気化熱で体温を下げようとしているわけですが、汗をかいている場合、汗と一緒に出る皮脂が混ざり合うことで皮脂膜を形成、その皮脂膜が自分の体で行うスキンケアの役割を果たしますので、体温を下げながら角質層の水分の保持ができ、皮膚の乾燥が防げます。しかし、エアコンの環境下では、こうした皮脂膜を形成する働きも汗をかきづらいことで弱まりますので、どうしてもお肌は乾燥しやすくなるわけです。
    そのため、エアコン環境下で暮らしている場合には、強めのスキンケアを考えることが必要になります。




  • こうした夏でも皮膚が乾燥しやすい場合、まず乾燥状態を和らげるために「保水」を意識するスキンケアが大切です。具体的には、ローション系、ジェル系の水分を多く含むアイテムで「保水」をしっかりと行いましょう。その上で、お肌がパリパリと乾燥を感じる場合には、オイル系アイテムを使って「保湿」も行うことが大切です。
    自分が乾燥しているかどうかが、分かりづらい場合には、中間のクリームを用いたケアを行ってみましょう。







  • エアコンによる冷えは、服装での調整が難しいこともあり、放置しておくと日増しに強く感じるようになります。
    この場合の「冷え」も、結局のところ、血流が悪い状態からきていますので、対策の基本は「血流を良くすること」になります。毎日継続できる軽い運動を生活の中に取り入れる、入浴は夏場でもシャワーだけで済まさずに湯船につかる、など血流を良くする方法を取り入れましょう。
    入浴の場合、入浴後の汗対策が大変であれば、37度前後の冷温浴を行い血管を拡張できる入浴剤を併用することで、汗をあまりかかずに冷え対策が行えます。



アトピー性皮膚炎総合情報サイト「あとぴナビ」ではアトピー性皮膚炎に関しての情報を広く、深く、ユーザー様に知ってもらうため様々なコンテンツをご用意しております。コンテンツの中にはユーザー様から体験情報等提供していただいておりますコンテンツも含まれる為、無料会員制度をとらせていただいております。
すべてのサービス・コンテンツを無料で提供しております。
会員登録がお済みでない場合は以下のボタンからご登録ください。



あとぴナビのすべてのコンテンツをご利用される場合には無料会員登録が必要です
login
知識ナビ ケアナビ 医療ナビ 乳幼児ナビ 体験ナビ スペシャルナビ
あとぴナビインフォメーション アトピーQ&A あとぴナビブログ あとぴナビモバイル facebook