佐藤シェフが紹介する季節のレシピ 第1回 |
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九州ホスメック・リカバリーセンターの料理長・佐藤シェフが、実際に、宿泊者の方にご提供している料理の中から、季節の素材を使って家庭で作れるメニューをご紹介いたします。
ぜひ、ご家庭でお試し下さい。
- 里芋と高野豆腐と海老団子の煮込み
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今回クローズアップする食材は、秋が旬の里芋。
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先日、HRCにこだわり野菜を提供してもらっている生産者の畑に行き、
雑草の中に凛として、のびのびと育っていた里芋を使いました。
里芋のぬめり成分、ガラクタンやムチンには、有効成分が含まれています。
特にムチンには、胃や腸や肝臓を強くし、食欲増進、滋養強壮作用があるので、湯治で疲れて体力が低下している、また食が細くなっている方に有効だと思います。
※ 栄養豊富な里芋のぬめり成分を、より多く摂る為に、下湯でし過ぎないように注意してください。
- ■材料
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A:里芋―240g、小松菜―60g、人参―80g
B:高野豆腐―1/3(水に漬けてもどしておく)、海老―120g、きび粉―50g、
玉葱みじん切り―100g
干し椎茸―4g(水に漬けてもどしみじん切りにしておく)、塩コショウ―少々
C:だし汁―200cc、みりん―40cc、薄口醤油―40cc、水溶き片栗粉―少々
- ■作り方
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1. 里芋と人参は小口切りにし、軽くボイルしておく。…………(1) 2. 小松菜をサッと塩湯でして、ざるに上げ冷水にさらし、よく絞っておく。 3. 高野豆腐をフードプロセッサーにかけてる。 4. 海老を包丁でたたいてすり身にする。 5. 高野豆腐と海老のすり身に、玉葱みじん切り、椎茸みじん切り、塩コショウ、きび粉を入れよく混ぜ、ボール上に丸めて170度の油で上げる。…………(5) 6. Cの煮汁で(1)の里芋と人参(5)の団子を入れ、3~4分煮込み火が通ったら 小松菜を加えさらに1分煮込み、味を調える。 7. 水溶き片栗粉でとろみをつけ、器に盛る。
※ 上からかける餡は、量が足りなければだし汁を足し、塩で味を調える。