私たちのアトピー克服体験すべて伝えます |
- 2011年3月20日、九州HRCに、あとぴナビの健康肌入浴法(自宅温
泉湯治)でアトピーを克服・克服一歩手前の方々が集まってくれました。
「一人でも多くのアトピー患者の皆さんに自分たちの体験を伝え、症状回復
に役立ててほしい」これが集まってくれた皆さん共通の思いです。HRCに
来たすべてのお客様を対象に、個別相談やワークショップが行われました。
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Dさん― 一度治ったら、その後は症状が出てないですか?
市川― 私は夏が苦手で、あせもから湿疹 が広がっていく感じでした。だから、か なり状態がよくなった年の次の夏が怖 かったですね。
次の夏に「大丈夫かな」と心配してい たら、体中ひどい状態にはならなかった けど、症状が少し出ました。
そのときは、オムバスのスキンケアア イテム(スキンオイルΩなど)で調節し ながら気にしないようにしてましたね。 「気にしない、気にしない。これは何かの 間違いだ」って(笑)その後も、夏の汗をかきやすい時期と か冬で乾燥する頃は、「少しは出るけど そんな大事にもならず…」という状態の 頃がありました。そんな繰り返しで大丈 夫になったんですよ。
- もう大丈夫! と思うと悪化
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Dさん― 私は、一度治まっても、数年後
に再発することを何度か繰り返していま
す。いつももう一歩のところで、春先に
なるとひどくなる。
友達と夜遅くまで連日遊ばないとか、 食事なども気をつけているつもりなんだ けど、「何が足りないのかなあ?」と落ち 込んでしまいます。
市川― わかる、わかる。私も「じゃあ普 通に夜遊んだりしちゃいけないの?」っ て悩んだ時期がありました。不摂生をし ないようにしようと頭ではわかっているつもりなんだけど、体が必要以上に反応 してるっていうか。
「いつまでも大人しくしてないといけな いのかな?」と思うと悔しかったですね。
Dさん― ほんと、難しいなと思います。
市川― 普段の状態をもう少しいい状態 にできれば、ちょっと不摂生をしたりし ても、悪化も少しに抑えられると思うけ ど、なかなか自分ではわからないもので すよね。
- 頑張りすぎると失敗する
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藤田― なるべく運動しようとか、早くよ
くなろうと思ってつい無理してしまいが
ちですよね。私も同じような失敗があり
ます。
本当に今の自分の体に無理のない状 態、運動量、自分の体が喜ぶ方向にもっ ていければいいのだけど、それはデータ として出てくるわけでもないので、わか りにくいです。
そのときは大丈夫だと思っていても、 後で症状に出たりします。その辺の微妙 な自分の状態を、注意深く把握しようと する姿勢が大事だと思います。 - Dさん― 言われてみれば、「もっと頑張
ろう」とか「もっと〜しなきゃ」という
気持ちが強かったです。状態がよくなっ
てうまく過ごせる時期が長くなるほどそ
うなりますね。「こんなに状態がいいん
だから、もっと頑張ればさらによくなる
んじゃないか」と思ってしまうんです。
藤田― Dさんも3年前よりは、絶対に体 力・気力・免疫力もアップしているはず。 だから欲が出たんですよね。でも、そん な自分を責めないでね。むしろ、ここま で回復した自分を褒めてあげましょう。 今回症状が出たのは、ここまで元気に なった自分のありのままの状態を見せて くれただけ。知らないうちに頑張りすぎ てて、そのサインが出たわけだから、そ んな自分と対話してあげれば、また一歩 さらに回復できるはず。今は自分にやさ しくできるチャンスですよ。
Dさん― 悪化を繰り返して、ずっと自分 を責めていました。これからはもっと自 分の声を聞いていこうと思います。
- 絶対にあきらめないこと
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市川― 絶対あきらめないことですよ。私
も湯治しているときは、心が揺らぐこと
もあったけど、あきらめることは絶対し
ませんでした。治ることを信じてやまな
かった。
鏡に映った自分の顔を見て「なんだろ うなあ…」と気持ちが暗くなることも しょっちゅうでした。でも、「いや、違う 違う。今私は治っている最中なんだか ら」と気持ちを立て直してました。実際 に治っている人がいっぱいいるから、「間 違いない!」と思い続けていました。 あと、治った自分をイメージして気分 を盛り上げるのもいいですね。私は旅行 が好きで、湯治をしながら雑誌を眺めて は「治ったら絶対行ってやる!」と思って ましたね。治ったらやりたいことをリス トアップしておくと励みになりますよ。
藤田― よくなっていくときって、例え ば昨日までボツボツザラザラしてた部 分が、あるときスーッと戻ったりしませ ん? だから自分が見てたり感じてたり するよりも、悠然と治っていく自分の体 の力に驚かされました。
自分の体には治す力があるんだってこ とを、信じてあげることだと思います。
市川― そう。皮膚はちゃんと頑張っても とに戻ろうとしている。よくなったり悪 くなったりでため息をつくこともあるけ ど、結局は回復の方向に向かっていると、 自分を信じてあげましょうよ。