笑いと音楽、そしてKiss(キス)がアトピーを救う |
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笑うことは健常者からみたら日常のことかもしれませんが、つらいアトピー症状を抱えた方にとっては、大変なことです。
しかし、それでも笑いは大事。笑いや音楽など心をリラックスさせることが、アトピー克服にとっていかに大切かを、EBM※をもとにご紹介します。
- 1.アトピーの人は笑わない?!
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あなたは、こんなことを言われたことがありませんか?
「どうしたの? 元気ないよね」「最近、性格が暗くなったんじゃない?」「つらそうな顔してるよ。大丈夫?」
でも、かゆくてつらいときや、眠れなくて疲れているときには、明るい顔なんてできませんよね。決して、性格自体が暗いわけではないのに……。 そんなあなたでも笑うときがあるでしょう。
そう!つらいアトピーが快方に向かっているとき。たぶん、そんなときはうれくてつい笑っているはずです。実は、その笑いがアトピーの治療にはとてもよい効果があることを知っていますか?
実は、笑いには大きな治療効果があることが、多くの医師たちから報告されているのです。「日本笑い学会」という団体には、木俣先生をはじめ多くの医師が参加しています。この学会でもリウマチ患者が落語を聞いて症状が改善された例、糖尿病の患者が漫才を見て症状が改善された例などの報告がされています。
生活に笑いを取り入れ、毎日を楽しく過ごすことができたら、アトピーも改善するのではないか?…そんなことから木俣先生はさまざまな実験を試みたのです。