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乳幼児とアトピー第4回 住環境を整えて汚染化学物質を避ける

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アトピーを治したいなら

監修:角田和彦
かくたこども&アレルギークリニック 小児科・アレルギー科 院長
1953年生まれ。
1979年、東北大学医学部卒業。専門は臨床環境医学・アレルギー疾患。自分自身を含め、 5人の子供と妻にアレルギー体質があることから、常に患者の視点ももちながら、具体的なアドバイスときめ細かい診療を続けている。
著書に『アレルギーっ子の生活百科』(近代出版)、『角田こども&アレルギークリニックのやさしいレシピ』、『食物アレルギー とアナフィラキシー』(芽ばえ社)などがある。


アトピーを治したいなら

  • アレルギー性疾患の発病時期は、低年齢化の傾向にあります。その原因のひとつとして考えられるのは、人間を取り巻く環境にさまざまな汚染化学物質が増えたこと。胎児・乳児期から、様々な環境汚染化学物質を体内に取り込んでしまうことで、アレルギー反応が起こりやすくなります。
    胎児の時期から、赤ちゃんは環境汚染化学物質の影響を受けています。母親が食べた食品中にダイオキシンやDDTなどの化学物質が含まれていれば、食品の油脂とともに母体の体脂肪に蓄積されます。母親の体脂肪に蓄積された環境汚染化学物質は、胎児の脂肪にも同程度の濃度で移行してしまいます。母乳についても同じことが言えます。母親の体から、胎盤や授乳を通して移行してくる環境汚染化学物質の影響を受けまいと、赤ちゃんはアレルギー反応を起こしているようにみえます。だから、妊娠初期あるいはそれよりも以前から、母親が食事に気をつけることが大切です。脂の多い魚や魚卵、肉の脂、レバー、乳製品、卵、植物性油脂などは、汚染の少ない安全なものを選び、あまり摂りすぎないことです。
    このような話を聞くと、母乳育児を躊躇してしまう人がいるかもしれません。しかし母乳には、汚染化学物質のリスク以上に大切なメリットが多いのです。母乳に関しての詳細は、第1回「まずお母さんに知ってほしいこと」(あとぴナビ2014年1月号)をお読みください。

アトピーを治したいなら
  • 赤ちゃんが生活する住環境にも、環境汚染化学物質があふれています。環境汚染化学物質はアレルギー反応をかく乱させ、体に様々な異常を発生させやすいと考えられています。人は1日に摂取する物質の80%を周囲の空気から取り入れています。家庭内の空気の汚染を減らすことは、アレルギー発症の原因を取り除き、症状の緩和にもつながります。




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