アトピー改善のためのスキンケア教室 |
- 読者の皆さんから問合せ殺到のスキンケア教室。今月は、もう一歩のところで足踏みしている人 のためのスキンケアのポイントをお伝えします。「部分的に残った症状がなかなかなくならない」 という上垣拓郎さん(28 歳)へのアドバイスは?
- 埼玉県 上垣拓郎さん 28 歳
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Profile
生後間もなくからアトピーを発症。中学1 年生の 頃までは、ステロイド剤による治療や民間療法などをいろい ろ繰り返していましたが、治癒することはありませんでした。 中学2 年生の頃にステロイドを中止しました。それ以降、何 度かの離脱症状と一進一退を繰り返し高校卒業の頃までに は、アトピー肌は残りつつも、薬を塗らずに普通の生活がで きるまで回復し、現在に至ります。
- ■ 冬から春にかけて悪化しやすい
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「冬から春にかけてのシーズンは、症状が悪化しやすいです。夏はいつも調子
がいいですけどね」という上垣さん。日本オムバスのアドバイスを受けながら、
濃縮温泉などを使って自宅温泉湯治を開始して以来、薬を使わずに普通に生活で
きるようになり、現在は会社勤めをしています。
「仕事は年間を通して忙しいですね。仕事中、無意識にひじをかいたりしてい ますが、職場環境がすごく悪いということはないです。睡眠は、6〜7時間はとっ ているかな?」
- ■ もう一歩のところでなかなかよくならない
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ぱっと見ただけではアトピーとは思えない上垣さん。でも、わきの部分やひじの内側などには、しつこく症状が残っています。
肌は乾燥しがちで、部分的な症状がどうしても改善されず、冬から春にかけて悪化を繰り返す。もう一歩のところで足踏み
してしまっている現状をどうにかしたいという思いで、今回スキンケア教室に参加しました。
- ■ ここを改善
- 上垣さんの症状がもう一歩のところで足踏みしている理由の一つには、患部の乾燥対策が不十分ということが考えられます。 それから患部だけ皮膚が硬く、他の部分のように柔らかくならないのは、硬くなった皮膚の角質を保護しすぎている可能性もあります。 スキンケアも、アトピーの症状によって変えていく必要があります。症状が軽い人には、軽い人に合ったスキンケアの方法があるのです。