読者同士で交換する! 私の冬のアトピーケア |
- 経過
- Aさんは、日頃から一年通して、APクリームを愛用されていました。
今年の冬も、同じケアを続けていました が、今年は寒さも厳しく、いつもより肌の 乾燥を強く感じるようになりました。また、 水仕事中に手の甲や指に亀裂がみられるよ うにも。
夏の時期にときどき行っていたピュアサージ オイルを混ぜる方法を試しましたが、亀裂が大 きいためか、しみる状態が続いていました。
そこで、相談員に相談して、❶亀裂や傷のあ る部位を中心に「安然宣言スキンクリーム5g」 に「ピュアサージオイル5滴」を混ぜたオイル クリームを塗って保護をする。 ※100円ショップで5g容器を準備すると作 りやすい。 ❷その上からAPクリームを薄く塗る。そうす ると、亀裂のところにしみることはなくなり、 傷口がふさがっていくのが分かりました。特に 安然宣言スキンクリームが水分をはじいてくれ るため、ゴム手袋をはめる頻度も減り、余計な 蒸れから痒みを生じさせることも少なくなりま した。
亀裂が落ち着いた今は、再びAPクリームの ケアのみに戻して快調です。
- ポイント
- 肌の亀裂は、特に冬場は指など関節部位に
おいてV字欠損を形成しやすくなります。 角質層が深く断裂した状態のため、水分系
のアイテムがしみやすくなります。
こういった状態のときには、まず患部を中 心にオイル系のアイテムで保護をすると良いでしょう。
安然宣言スキンクリームは、主成分が羊毛から抽出 されたラノリンという、皮脂にもっとも近いと言われ るオイルですので、皮膚に刺激なく優しくなじみます。
Aさんの場合、掻き傷もありましたので、安然宣言 スキンクリームにピュアサージオイルを混ぜましたが、 炎症や掻き傷が少なければ、安然宣言スキンクリーム だけでも良いでしょう(※補足)。
アトピー性皮膚炎の方のケアの基本は「保水」です から、水分を適度に含むAPクリームのケアが間違っ ているわけではありませんが、Aさんのようにしみて 刺激になる場合は、こうしたオイルケアを前段階で加 えてみることはとても効果的です。
- 経過
- Bさんは、手の状態が悪く、そのケアとして、
通常のスキンケア以外に、手浴を行ってみる
ことにしました。
相談員からは、濃縮温泉は入浴用であって
スキンケア用には濃度調整が難しいと聞いて
いましたが、最初は、手元にあった入浴で使用して
いた濃縮温泉「はこねの湯」を、洗面器にキャップ
1杯だけ注いでぬるめの温度で20分ほど手浴を行っ
てみました。しかし特に症状の変化は見られません
でした。
そこで再度、相談員に相談、注ぎ入れる温泉を 濃縮温泉「はこねの湯」から濃縮していない素の ままの源泉「箱根の源泉2リットル」に変えてみ ました。 使用方法は、手鍋で軽く温めてから薄めずにそのま ま箱根の源泉を洗面器一杯に注ぎました。
すると、刺激の少なさ、手浴終了後のしっとり感 や冷えの改善は、濃縮温泉と比べ物にならないこと に気が付きました。
手浴は一日1回行っていましたが、手を浸すだけ の量であれば、箱根の源泉2リットルで3回分は使 えますので、1回分は120円ほどと、コストを気 にせずに行えました。
実際、肌の状態も、ワンランクアップした状態で 冬を過ごせています。
- ポイント
- 手に症状がある場合、手浴は正しく
行うと非常に効果的です。しかし、直
接触れる分、使用するお湯は「源泉」
を使用することが一番刺激が少なく、
効果も高くなります。
特に、今回Bさんは、箱根の源泉(2リットル) をそのまま薄めずに使用しましたが、これは、 源泉100%での入浴を(手に対して)してい る状態と言えます。つまり温泉本来の「機能」 を最大限に生かせた方法と言えるでしょう。
コスト的にも、大きな負担にはなりませんの で、部位が限られている場合には、箱根の源泉 を上手に活用することはとても有効でしょう。
他にも足浴などでご使用されている方も多 くおられます。温度や時間などは、状態により 異なりますので、相談員にご相談ください。
なお、安然宣言スキンオイルΩやプルルBベ ビーオイルなど、オイル系アイテムを数滴湯の 中に垂らすと、保湿効果が高まります。乾燥 が気になる方は、ぜひ「プラスオイル」をお試 しください。特に手浴だけでなく、通常の入浴 についても、入浴後の乾燥が気になる方にはA Pバスオイルの併用がお勧めです。お風呂から 出た時に、湯面の被膜が全身を覆うため、入浴 後のスキンケアが非常に楽になります。