春はアトピー悪化に要注意!入浴&スキンケア |
- 冬から春にかけての季節の変わり目は、気温の上昇・湿度の変化・汗・紫外線・環境の変化など、 アトピー性皮膚炎が悪化する要因が多い時期。春に状態を悪化させると、夏まで悪い状態を引き ずりがちになります。特にステロイド剤など免疫抑制の薬を使用している場合、夏に感染症などの さらなる悪化を招くことも。春を乗り切るためのアトピー対策で、快適な日々を手に入れましょう。
- 春に悪化が多いのはナゼ?
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アトピー性皮膚炎の大敵は肌の
乾燥です。だから症状が最も悪化
しやすい時期は、湿度が最も低下
する冬の季節といえるでしょう。
それなのに、毎年4〜5月になる
とアトピー症状が悪化したという
相談が増えて、冬の時期よりも多
いほどです。
これは、春は症状が悪い状態に 変化しやすい時期ということなの でしょうか。確かにこの季節には、 アトピー性皮膚炎を悪化の方向に 変化させる要因が、他の季節より も多く潜んでいます。
4月ということで、生活環境が大きく変化している人も多い ことでしょう。卒業、入学、就職など、いろいろな転機の 時期でもあります。
こういった生活環境の変化は、それ自体が、精神的・肉体 的なストレスになります。ストレスが適度な場合は、体には「良 い刺激」となりますが、過度の場合は「悪いストレス」と なります。過度のストレスが睡眠などに影響を与えることで、 内分泌や自律神経を乱すことになります。
「五月病」という言葉がありますが、ちょうどこれからの時 期、環境の変化に対するストレスと季節の変化に対するス トレスが混じり合うことの影響が心身に現れるため、こう いった言葉ができたのでしょう。
いずれにせよ、生活環境から来る負荷(ストレス)には、 気を配るべきでしょう。