状態に合わせたアトピー快適スキンケア |
- 秋から冬に向けて、空気が乾燥する季節がやってきます。そのため、お肌も乾燥しやすい状況になりますが、乾燥状態やアトピーの症状は、個人ごとに異なります。そこで、状態別にどういった点に気をつけてスキンケアを行えばよいのかを解説しましょう。
- 今月の特集「アトピーと感染症の最新研究」で述べられているように、アトピー性皮膚炎の方は、黄色ブドウ球菌など感染症の影響が多くみられること、そして感染症を極力防ぐためには、お肌のバリア機能を正常な状態に保つことが求められます。お肌のバリア機能が低下した状態とは、「乾燥肌」「掻き壊しのある肌」など目に見える状態で現れることもあれば、汗をかくことが少ないことで皮膚の抗菌ペプチドが減少したり、角質層のフィラグリンやセラミドが少ないことで水分保持状態が低下している、といった目に見えないところで生じる影響もあります。こうした、バリア機能の低下は、まずは適切なスキンケアで補うことが大切です。