8月のアトピーケア |
- 汗をかきやすい季節、皮膚の常在菌であるマラセチア菌の影響で、汗によるかぶれなど、痒みの原因となる症状が出やすい時期です。かぶれは、外部からの刺激に敏感に反応しやすくなっている状態でもあるため、基本は「保護」を行い、乾燥状態に合わせて「保水」「保湿」を加えることが大切です。
写真の症例は、汗にかぶれ、掻き壊してしまい、状態が一気に悪化しました。そこで、皮膚の刺激を緩和、掻き壊しによる皮膚のバリア機能の低下と乾燥状態が見られましたので、100円ショップなどで売られているポリエチレン手袋を使ったケアを行いました。
- ケアのポイント!
- 優先すべきポイントは、蒸れそうなときには、必ず新しい手袋に交換する、ということです。
1日に何回も交換が必要になりますが、蒸れによるかぶれを招くと、かえって症状が悪化することになりますから注意が必要です。
- よくあるご質問
- 寝ている時はどうすればよいのでしょうか?
蒸れた状況が分からないため、寝ている時は、外してください。
一日どれくらいの時間、行うのが良いのでしょうか?
お肌を刺激の少ない状態で保護することが目的になりますから、基本は、起きている間、可能な範囲で続けていただくことをお勧めします。なお、お風呂上がりは手が熱を持っ - ているため曇りやすいので、熱が引いてから着用するようにしましょう。また、曇った場合、汗で蒸れた状態と言えますので、源泉の洗浄からスキンケアまでをやり直した上で着用するようにしましょう。