10月のアトピーケアのポイント |
- ここ数年の短い秋とは違い、今年は残暑の時期もあまり長くない見込みで、「秋」の時期は一定期間続くようです。アトピー性皮膚炎の方にとって、秋の季節は一年の中で過ごしやい時期とされていますが、気温が低下し、乾燥が始まる時期でもあるため、適切なケアを怠ると、お肌の状態も低下しやすくなります。そこで10 月に気をつけたいアトピーのケアについて見ていきましょう。
- 今年は、8月前半に猛暑日が記録的に続いたかと思えば、8月後半からは例年のような厳しい残暑は見られず、天候が不順な空模様でした。
10月の長期予報を見る限り、例年よりも気温が高くなる見込みにはなっておらず、あらかじめ準備するならば「乾燥対策」「冷え対策」を意識したケアを心がけておいた方が良いでしょう。
もちろん、急に気温が上昇する可能性もありますから、柔軟な対応が必要なことは確かですが、気温が急激に下がった時、すぐの対応ができないと、一時的な肌状態の悪化を招くことがありますので、注意するようにしましょう。
- 9月は、日によって30度前後まで気温が上昇する日もありましたが、10月に入ると「肌寒い」と感じる日も多くなるかもしれません。
気温の低下は同時に、湿度の低下にもつながることが多いので、スキンケアは「保湿」に意識を置くようにすると良いかもしれません。
もちろん、「保水」がしっかりできていなければ「保湿」が十分な効果を発揮できないわけですが、空気が乾燥した状態は角質層の水分蒸散量も高くなりますので、「保水」のケアを角質層に留めて活かすためには「保湿」はとても大切です。
- 保水を行った後は、「保湿」ケアを適切に行いましょう。乾燥をあまり感じない方は、乳化したクリーム系アイテムが良いでしょう。保水後に短時間で乾燥を感じる方は、乾燥の度合いに合わせて油分系の保湿アイテムをクリームと併用しましょう。保湿の強さの順番は、安然宣言スキンオイルΩ=プルル植物性ベビーオイル<安然宣言スキンクリームとなります。
ローション系やジェル系のアイテムで角質層に水分をしっかり与えることを意識しましょう。
夏場は、源泉などを使っていた方も、乾燥が気になりだした場合には保湿系成分が含まれたこれらのアイテムの方が良いかもしれません。
- この時期は、比較的お肌のコンディションが良くなる方 は多いのですが、感染症など状態が悪い方もおられま す。湿疹がジュクジュクしているのか、赤いブツブツな のか、などお肌の状態によって、プラスのケアは異なり ます。また、外出する機会が多い方は、UVケアも怠ら ないようにしましょう。