アトピー克服体験記 |
- 静岡県 木下さん
- 羨望のまなざしが向けられるほどに「肌がキレイな人」。木 下さんは、そんな"つるつるピカピカ"な美肌の持ち主です。
木下さんは高校生の頃に一度アトピーを発症。ステロイド剤を塗れば治まり、やめてはぶり返す日々を6年ほど続けました。薬ではない治し方を探し、あとぴナビメソッドの入浴法に出合ったのが21歳の頃。大きな離脱も経験し、1年以内の短期間でアトピーをいったん克服しています。
かゆみのない肌を取り戻し、結婚、出産と、順調に幸せに、アトピーのことなどすっかり忘れてこの20年を暮らしてこられました。
- ◆◆◆ 充実の日々の裏側に激しい体力の消耗が?
- 実は木下さんはパンづくりの達人です。その腕前は趣味の範囲を超え、プロフェッショナル。「外部講師の仕事をしてもらえない?」との依頼を受け、こなしているうちに口伝えに人気は広がり、自宅でパンづくりの教室も構えるようになっていきました。生徒さんの数もどんどん増えていったのです。
「仕事と言ってもお教室の時は3時間程度を集中してやるだけなので、そんなに大変さは感じていませんでした」
ご自身としては順風満帆。やりがいのあるお仕事を中心に、充実した毎日が回っているように思えていたのです。
しかし、そうした日々を何年か続けていたら、めまい、吐き気、高熱といった不調が時おり木下さんを襲うようになりました。
おかしいなと思っても、たいていの人がそうであるように、『体調の悪い日もあるさ』程度に、木下さんもその警告をさほど気に留めずに過ごしていたようです。
測れば40度近い熱があっても、仕事の日はしょうがないからと、解熱剤を飲んで「先生」の自分を保っています。
「仕事をしている間は気が張って元気なんです。でも、生徒さんが帰ってしまうと体調の悪さがドッと出ていました」
絶不調の体を引きずって、山盛りの洗い物や掃除といった、教室のあと片づけ、それが終われば家事・育児も当然待ち構えています。
「好きな仕事ですし、睡眠時間もしっかり確保できていましたから問題はないと思っていました」
しかし、気づかぬ間に「無理」はどんどん体の中に溜まっていっていたのです。
警告は形を変えて皮膚症状としても現れ出しました。透明な美肌だった頬が、何かにかぶれたように赤く腫れるようにもなったのです。
それが2015年春のことでした。10年近く連絡を取っていなかったあとぴナビに連絡をすると、
「電話を取ってくれた山田さん(山田修平相談員)が私のことを覚えていてくれてうれしかったです」
そこからは二人三脚。不安が絶えなかった木下さんは、毎日電話とLINEでアドバイスをもらうようになりました。
夏には赤みが退き、秋を順調に迎え、もうOKだとパン教室の仕事にこれまで以上に没頭した木下さん。でも、アトピーは、そう簡単には体から退いてはいませんでした。
- ◆◆◆ グリチルリチン酸入り化粧品も悪化の要因!?
- 冬が本格化していくにつれ、乾燥が強まり、気づけば肩に、腕に、湿疹が出てきています。仕事を優先して過ごしてきた毎日に、体は疲弊しきっていたのでしょう。容易に感染症にもかかってしまいました。
それが今年の浅い春のこと。木下さんは1日ですっかり別人に。ムーンフェイスになり、全身の肌はゴワゴワで真っ赤に。ご家族も驚きを隠せない変化を見せる中、激痛を伴って感染症は全身に広がっていきました。
「悪化するまで、私、自然派を謳う無添加化粧品をシリーズで愛用していたんですが、山田さんに『グリチルリチン酸』入りの化粧品を使っていると次第にホルモンバランスが崩れると教わり、とてもショックでした」
長年使用してきた化粧品も今回の悪化の引き金になっていたのかもしれません。
「その化粧品をやめたときは手遅れでした。ただ、再発してからは、もう顔に何も塗れる状態ではなくて、ひたすら温泉水に顔をうずめていたい気持ちでしたね」
その気持ちを実行に移せる手段として考えたのが「源泉+サージオイル」のパック法でした。源泉50㎖にサージオイルを3滴だけブレンドしたものでコットンパック。1日に何度も何度も繰り返したそうです。