アトピー克服体験記 |
- 宮本陽菜ちゃん(10歳)
生後3カ月で、両頬に赤い小さな乳幼児湿疹を発症。 しかし、父がアトピーを患いステロイドの副作用などを熟知していたため、薬は塗らず肌を清潔にするなどして様子を見る。 以後、1カ月経っても症状は治まらず、顔全体や耳まで乾燥して湯治をスタート。 途中、おたふく風邪やとびひにかかり一進一退を繰り返すが、最終的には一度もステロイドを使わずにアトピーを完治させた。 |
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宮本陽菜ちゃん(10歳) | |
- ママと一緒にスタートした自宅温泉湯治
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3人の子どもを持つお母さんとは思えないほど、若々しい信世さん。 美しさの秘訣は、一日2リットル飲むという『豊泉水』。 そして、大好きなビールを辞めたことも大きかったとか。
陽菜ちゃんのツルツルお肌に異変が起こったのは、生後3カ月頃。両頬に赤いポツポツとした発疹が出たそうです。
「お兄ちゃんやお姉ちゃんの時も、そうだったんですけれどね、〝乳幼児湿疹の場合は、きれいに清潔にしてあげてください〞と以前、病院の先生から言われていたので、肌に優しいボディソープできれいに洗ってあげていたのです」。
とはいえ、なかなか皮膚の症状は治まりません。それでも、信世さんは病院に連れて行こうとは、全く考えなかったそうです。なぜなら、陽菜ちゃんのパパが同じアトピーを患っていたからです。
「病院に行っても、ステロイドを処方されるだけでしょう。パパは病院でもらったステロイドをまじめに塗り続けていたら、良くなるどころか症状はひどくなる一方でした。そんな時、オムバスに出合い温泉湯治を始めたんです。一時期はひどい離脱症状に悩まされたものの、ステロイドが抜けて確実に快方に向かっているのをそばで見ていましたから…」。
しかし、陽菜ちゃんの症状は1カ月ほど様子を見ても、顔全体のカサカサは治まらず、耳あたりにまで乾燥は広がっていました。もうどうにもならないと思った矢先、信世さんは既に効果を実感していたオムバスに電話をかけて、担当相談員に陽菜ちゃんの相談をもちかけます。「〝せっかくですから、ご一緒にいかがですか?〞と言ってくださったので、陽菜もお世話になることになりました」。そして、信世さんは、陽菜ちゃんと一緒に、1日3回10分ずつの湯治をスタートさせたのです。ところが、湯船に浸かっても陽菜ちゃんの汗はなかなか出てきません。それだけ代謝機能が低下している証拠でもあるので、当面の目標を「お風呂で汗をかく」ことに定め、湯治に励んだのです。