アトピー克服体験記 |
- 梅田歩依ちゃん(4歳)
生後すぐに乳児湿疹を発症。源泉を使った自宅温泉湯治を9カ月続け、一旦アトピーはきれいに消える。2歳の夏、2度目のアトピーを発症。再び湯治に取り組み、そこからどんどん右肩上がりの回復を見せ、約1年で克服。 持って生まれたアトピーを、2度(月齢児の頃と3歳になる前)にわたって発症した梅田歩あ依いちゃん。ステロイドは決して使わず、自宅温泉湯治と生活を正すことで克服しました。梅田家では、2つ上のお姉ちゃん夏実ちゃん(7歳)も赤ちゃんの頃に自宅湯治でアトピーに打ち克った経緯があります。「気をつけていたつもりなのに二人目にもアトピーが出た理由ってなんだろう…」、そんなことにも話を及ばせながら、歩依ちゃんがはちきれんばかりに輝く肌を手に入れるまでの数々の思い出を語ってくださいました。 |
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群馬県 梅田歩依ちゃん(4歳) |
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- 「ちょっと、そんな変な顔やめてよ~」。カメラを向けられ、両手であっかんべーをしてレンズを見る歩依ちゃん。お母さま・知子さんに怒られて、キャハキャハ笑って転げまわる、元気あふれる”やんちゃ姫”です。
まったくアトピーの名残りもなく、子どもらしくはじけるような肌に、楽しくってしょうがないといった感じの笑顔がよく似合います。歩依ちゃんの笑い声につられるかのように家族全員笑顔に。幸せを絵に描いたようなご一家ですが、ここに至るまでに苦しさや悔しさを味わったことも幾度となくありました。それさえもバネにしてつかんだ大きな健康は、かけがえのないものとして家族の中心に今、しっかり存在しています。
- やっぱり出ちゃったか…大丈夫、なんとかなるさ
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小学1年生になるお姉ちゃんの夏実ちゃんが自宅温泉湯治でアトピーを克服したのは2003年のこと。日本オムバスの情報誌が「湯治の声」から「あとぴナビ」にリニューアルしたその第1号の克服レポートに登場したのが夏実ちゃんだったのです。
「夏実はあれ以来、まったくアトピー症状を出すことなく、ずっときれいなままで成長していっています」とのお母さまの言葉通り、アトピーだったとは信じられない、きれいで、しかも強そうな肌をしています。
2歳離れて生まれてきた歩依ちゃんは、生後1カ月にもならない頃から乳児湿疹を発症。時期も状態もお姉ちゃんのときと同じようだったといいます。
「やっぱりこの子もアトピーなんだ…と、正直ショックでした。上の子にアトピーが出た理由を自分なりにあれこれ考えて、妊娠中に卵を食べたのがいけんかったか、牛乳を飲んだのがダメだったのかといろいろ思ったので、この子のときは牛乳も卵もやめていたんです。でも出たので、なんでかなぁと原因を探そうとしましたね」(知子さん)
「嫁さんは落ち込んでいましたけど、なったらなったでしょうがない。夏実のときも早く治せたのでそんなに心配じゃないよ。大丈夫。なんとかなるさ」と励ましたのは夫・真人さんです。
実は梅田さんの場合、夏実ちゃんに限らず、知子さんのお姉さんのお子さんもオムバスの自宅温泉湯治でアトピーを克服されたため、アトピーの治し方は迷うことなく「自宅温泉湯治」。治し方はもうわかっている、落ち込んでいるより治すことに向かわなければと、早速行動を開始。まだ生まれたばかりの早いうちから温泉を始めていいのか、注意すべき点は何か、九州ホスメックリカバリーセンター(HRC)にまずは相談しています。この日から確立された「歩依ちゃんスタイル」の湯治は、源泉1箱分を大きなお鍋で温め、それを衣装ケースに移し、ほどよい温度になったところで開始というもの。1回5分からスタートし、15分くらいにまで徐々にのばしていきました。
真人さんもできるときは進んで湯治係を買って出ます。夫婦で協力し合うこと。夏実ちゃんのときにできていた体制で湯治は続けられています。
こうした生活を続けること約9カ月で、アトピーはどこかへ消えたかのように肌表面に現れなくなりました。「夏実のときより早く治ったねと、そのときは思っていました」(真人さん)