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アトピー克服体験記

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  • 遠藤昌毅さん(35歳)


「アトピーに克った!」、学生時代に一度つかんだその手ごたえは、「ぶり返し」によってその後打ち のめされる結果になりました。そこから幾度となく”挫折”を味わった青年は、アトピーを克服す るために自分には湯治だけでは足りないと気づき、「ほかに大切な何か」を探し始めました。「人生 最大のマイナス」でしかなかった宿敵・アトピーを、自身の人生の「プラス」に転換させるため、こ れからはアトピーを治療する立場になる!と、鍼灸師になった遠藤昌毅さん。そこに至るまでの紆 余曲折と患者さんのアトピー治療に意欲的に取り組みたいと前向きな今の姿をご紹介しましょう

幼稚園の頃からあせもがひどかった記 憶がある。アトピーと診断されたのは 10歳の頃。6年間ステロイド剤を使用 する。21歳で自宅温泉湯治を開始。1 年数カ月続け、以降は関東の湯治場、 温泉銭湯、温泉スタンドなどを利用す る。足裏マッサージ、サプリメント、 漢方などを取り入れる。鍼灸を専門的 に学び、体調把握&管理ができるよう になる。現在、鍼灸師として活躍。
遠藤昌毅さん(35歳)
  • 読者の皆さんは、自分の体調がどうい う時に悪化して、それを回復に導くには どうしたらいいのかという、要因の把握 とその対策をお持ちでしょうか?
    悪化と回復の関係を自分なりに経験か らつかんでいくことは大事。多くの人に 効くこともあるが、一人ひとりに合うこ ととはまた別で、自分の症状改善にとっ ては何が大切かを模索して、正しいと思 うことを取り入れていきたい││。今回 ご紹介する遠藤昌毅さんは、そんなふう に自分の症状にとっての〝大切な事〞を、 主に東洋医学的な要素から丁寧に探して、 身につけてこられました。 たとえば、「胃のあたりをさわってみた ら冷たかった。湯たんぽや気功的なもの を取り入れて、『冷え』をとっていったら 10日ほどで明らかに良い変化が感じられ た」「肉類を控えて野菜を多く摂るように したら調子がいいようだ」といったこと のように。
    日本オムバスの考えも、アトピー改善の ためには「湯治」だけでいいというもので は決してありません。たとえば、『あとぴ ナビ』誌面で積極的にご紹介している、ア トピー改善のための食事や川嶋朗先生監修 の「冷えとり」、基礎代謝力を上げる筋ト レ「スロートレーニング」、九州ホスメッ クリカバリーセンター(HRC)で取り入 れている天然オーガニック食材の食事、そ して「薬膳食」、さらに、五感を心地よく 刺激する「森林セラピー」など、あらゆる 角度からのさらなる”自然治癒力の引き出 し”に挑戦しています。遠藤さんのお考え と共通する部分が大いにあるのです。
  • 乾いた皮が眉毛にフケが紺ブレザーの肩に
  • 振り返れば幼稚園の頃から夏のあせも が特にきつくて、肌のかゆみには常につ きまとわれてきたという遠藤さん。
    「ステロイド剤を使ったのは10歳から 15歳くらいまででした。中学に入ってから は症状がきつくなったので、多分毎日塗 っていたと思います」。
    乾燥してむける顔の皮は眉毛にのって 目立ち、紺のブレザーの肩にはフケのよ うな白い粉がいつもついていた。その恥 ずかしさは今も遠藤さんの記憶から消え ていません。
    塗っても塗っても結局効かないようで ステロイド剤を自ら断って過ごした高校 時代。試験勉強などでストレスがかかっ たり睡眠不足になると、ハッキリと体調 は落ちていきました。全身のかゆみがこ れまで以上に強くなり、掻けば首や頭皮、 手足の関節周りなどからは汁が流れ出る ようにもなっていました。
    皮膚科で漢方薬の飲み薬が出されたも のの、改善は見られず、自分に本当に合 う治し方はないものかと、独自で調べて 「台湾式足裏マッサージ」を試すようにな ったのだそうです。
    小学生の頃より中学時代のほうが、さ らに高校のほうが重くなっていく自分の アトピー。大学に入り、若さを謳歌した い時期が到来したというのに、ますますかゆみはきつくなってしまう。そんな遠 藤さんとオムバスの出会いは大学2年の 時でした。
    学校の図書館でオムバスの書籍を読み、 自宅温泉湯治という方法があると知り、 掲載されていた症例写真に『こんなにキ レイになれるんだ!』と衝撃を受けてい ます。この方法の存在に心には希望が宿 り、大学生活を続けるも、3年生の12 月に耐えきれない状態にまで体調が落ち込 んでいきました。あまりのつらさに我慢 できず、止めたはずのステロイド剤に再 び頼ったのもこの時期。とは言っても決して多用することはありませんでした。 辺りを見回すともう就職活動を始める 人たちも出てきています。「自分はこの体 のままでは働けない。働けたとしても治 すチャンスがないだろう。なによりこの 状態では働きたくない…」と遠藤さんは、 例の方法、オムバスの自宅温泉湯治を始 めることにしたのです。 96年1月のことでした。




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