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アトピー克服後のNew Life/My Work

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  • 市川さちえさん(フーレセラピスト)

幼少時はあせもが気になる程度だったが、成人後 に不摂生な生活が続き23 歳でアトピーを発症。 2年間ほど皮膚科に通いステロイド剤による治療 を行うが、症状は悪化の一途をたどる。薬に頼ら ない治療法を探し求め、日本オムバスの自宅温泉 湯治に出会う。 絶対に治ると信じて自宅温泉湯治に集中してか ら、約1年でアトピーを克服。現在はフーレセラ ピストとして活躍中。
  • 今年3月に九州HRC を訪問し、自らのアトピー克服体験をもとに大 勢の方々の相談に乗ってくれた市川さん(あとぴナビ2011年5月号「私た ちのアトピー克服体験すべて伝えます」参照)。  
    大勢の方とお話して、自分が温泉湯治を始めるまでのことを改めて考 える機会になったといいます。  
    女優になることを夢見て上京し無我夢中だった頃、市川さんを突然襲っ たアトピー性皮膚炎。当時のことからフーレセラピストとして活躍中の 現在まで、市川さんのこれまでをたどります。
  • 夢は女優になること
  • 「中学生の頃から女優に憧れていま した。宮沢りえさんが大好きで、あ あいう人になりたいと漠然と思って いましたね」  
    フーレセラピーの清潔感あふれる 仕事着に、長く束ねられた金色のみ つあみが印象的な市川さんが、にこ やかに当時をふりかえります  
    「でも高校卒業後は、『東京に出て 女優になりたい』という希望と『失 敗したらどうしよう』という不安が 両方ありました」  
    女優を目指して失敗することもあ るから、その時のためにビジネススキ ルも身につけておこう。そう思った市 川さんは、上京前の1年間、ビジネ スの専門学校に通います。パソコンや 簿記の知識を身につけながら「なん か遠回りしてない?でもこれは将来 の保険だから…」と自分に言い聞か せて。専門学校に通いながら「この まま仙台にいてもいいんじゃない?」 と夢をあきらめそうになることもあ りました。  
    「卒業後も1年間なんとなく仙台で 過ごしてしまったんですね。こんなこ とじゃダメだ、がんばれ自分!と自 分をいましめました。やりたいことを やって生きたほうがいい、やっぱり東 京に行こうと決心したんです」
    市川さんが上京を決めたのは20歳 の頃。この頃はまだアトピーの症状は 出ていませんでした
  • 自力で開けた芸能界への扉
  • 上京後、市川さんはバイトをしなが ら俳優養成学校に通い、演技のレッス ンを重ねました。ところが数か月後、 その学校が倒産してしまいます。  
    「この学校を卒業すれば、仕事や 芸能事務所を紹介してもらえるのか な?と思ってがんばっていただけに、 悔しかったです。このままじゃ終われ ない!と思って、志の高い仲間といっ しょに会社を作りました」  
    芸能界への入り口が閉じてしまい そうになったとき、市川さんは仲間 たちといっしょに、自力でその扉を開 けようとしました。会社を作ってテ レビ局や番組制作会社に自分たちで 営業することにしたのです。  
    「自作の名刺やプロフィール写真を 作って、テレビ局や制作会社を回り ました。特にNHK の制作室には何 度も行きました。もちろん紹介なし・ アポなしでは、相手にされないんで すよ。それでも毎日受付で制作室に 入れてくれるよう頼み込み、『また来 たの?』って顔されてました(笑)」  
    どうしてもNHK の制作現場に 入ってみたい。そんな執念でNHK に通った市川さんは、ついにそのチャ ンスをつかみます。他の制作現場で出 会った芸能プロのマネージャーが「今 度一緒にNHK に行ってみよう」と誘ってくれたのです。  
    それからはNHK の制作室に通い、 どんな役でもいいから使って欲しいと アピールし続けた市川さん。そのかい あって、少しずつ役をもらえるようになりました。  
    「NHK 朝の連続テレビ小説『あぐ り』(1997 年放映)のちょい役に 使ってもらったこともあるんですよ。 主人公あぐりさんの美容室のモデル 役でした。制作現場では有名女優さ んともお話でき、様々な現場スタッフとの人脈が広がっていきまし た」
  • アトピーが閉ざした女優への道
  • 女優への道まっしぐら、毎日がとても充実 していたという市川さん。自力で切り開いた 芸能界への道を順調に歩もうとしたとき、何 者かがその足を引っ張りはじめます。  
    「無我夢中で女優になることしか考えていな かったあの頃は、朝と夜が逆転した生活が続き、時間がないから菓 子パンばかり食べていて食生活もが たがたでした。そんな不摂生がたたっ たのか、23歳の夏に皮膚を掻き壊し てガサガサになって。何だろう?と 思って皮膚科に通い始めたんです」  
    市川さんの足を引っ張ったのは、ア トピー性皮膚炎でした。アトピー発症 後の最初の1年間は、皮膚科でもらっ たステロイド剤で何とかだましだまし 仕事を続けることができました。  
    「アトピーになって2年目の夏は、 全身に症状がワーッと広がって、言い ようもない不安に襲われました。当 時の日記を読み返すと、もう真っ暗 なんです。『この先どうしたらいい の?』『どうせ誰もわかってくれない』『もう終わりだ』みたいなことばっか りでした」  
    病院に行っても薬をわたされるだ けで、「一生つき合っていくしかない」 という冷たい言葉しか返ってきませ ん。木酢液など様々な療法を試して みても、症状は悪化する一方。仕事 も続けられないほどにまで症状は落 ち込み、「真っ暗闇に一人で立たされ た気分」でした。  まるでジェットコースターが急降下 するように、女優への夢はアトピーに よって絶たれようとしていました。




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