アトピー克服体験記 |
- 福元弘美さん(46 歳)
8歳の頃からアトピーで、小中学校時代はアトピーのせいでいじめられた経験もお持ちの福元弘美さん。いつの間にか治まって いたかに見えたアトピーでしたが、結婚・出産後にまた現れては精神的にも肉体的にもつらい思いを与えていきました。オムバ スに出会って「絶対に治せる!」という希望が強く持てたこと、そして、あきらめずにきたことが今のアトピーのない肌につな がりました。「最高に楽しい」とおっしゃる「今」にたどり着くまでの軌跡とこれからの夢を教えていただきましょう。 8 歳からアトピー。ステロイド剤使用は合計約20 年になる。33 歳でオムバスに出会い、湯治開始。 離脱症状が全身に強く出た。4 年前に精神的な落ち込みから一時的に症状が出てHRC を利用。 そ の後ぴったりのスキンケアアイテムに出合い、克服へ。 |
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福元弘美さん(46 歳) | |
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「今は"人生のごほうび"。そんな時期を生きていると思います」とおっしゃる福元弘美さん。「やりたいことをやって人生を楽しもう!って思います。
これからは後悔しない人生を生きたいんです」。そう語る弘美さんの笑顔には、楽しい気持ちを隠せない、そんなワクワク感がみなぎっています。
大人になってからもアトピーが全身に出ていた時期が長すぎて、やりたいことを何一つもできずにいた--。アトピーを克服してそのつらさから解放された今、 「もうなんでもできる!」と、うれしくて仕方のない気持ちがワァッと押し寄せたよう。
ヨーロッパを一人で回る、大好きなアーティストを追いかける、資格を取る、歌を歌う、ボランティアをする。そして、仕事にもとことん打ち込むなど、 描いていた夢を次々に実現させ、今という時期を目いっぱい力強く生きていらっしゃいます。「毎日が楽しいです!」。
- 湯治で治せなければ一生アトピーと付き合っていく覚悟
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8歳の頃からアトピーで、「汚い」「バイ菌」などと言われてしまって、人と接することを避けてしまうようになっていたという弘美さん。
「アトピーのせいで発言まで否定されることも多かったです」と、昔の話をするときは寂しそうな目をします。
体を掻いては汁が出て、白いブラウスを黄色くにじませていた小学2年生の頃。小学校時代はプールにも入れず、修学旅行にも行けずと、つらい記憶を持っています。
「ずっと皮膚科に通い、飲み薬と軟膏をもらっていました。週に2回の注射と他には漢方薬も続けました。昔は、どこでもそうだったのかもしれませんが、 出されるチューブの薬は、薬品名のラベルがミシン目で切ってあったんですよ。15歳を過ぎたあたりからは、この薬の名前を私は分かっちゃいけないのかなと思うようになり、 また、薬の量が増えていったり、『目の周りには塗ってはいけない』と言われたりもすると薬が怖くなって、自分の考えで塗らないようになっていきました」
高校の頃から4年間は薬を使わずに過ごしたそうですが、うまい具合に症状も落ち着き、その頃は「それほどひどくない状態」で過ごせていたそうです。
そして20歳になり、若くして結婚・出産をされています。
「ストレスからアトピーが出てきました」。それまでは抑えられていたアトピーが全身に現れ、冬場は特に乾燥からひどくなり、汁が出てはジュクジュクになってしまうほどでした。 怖くて避けてきたステロイドに再び戻ることになったのだそうです。
そこから他に何かいい方法はないかと探りながらも結局はステロイドを使い続け、10年以上が経った33歳のとき、弘美さんは図書館で、オムバスの自宅温泉湯治についての書籍に めぐり合っています。
「薬からの離脱症状がひどく出ても、この本に登場している方はみんなこの方法で治っていることに大きな希望が持てました。でもその代り、離脱は本当に大変だともしっかり 書いてありました。自宅温泉湯治というこの方法で治したい! もし、これで治らなければ、私はもう一生アトピーと付き合っていくことにしようとそんな覚悟もしました」
本を読んですぐにステロイドを断ちました。すると離脱が始まり、滲出液で体はベタベタに。ご主人に付き添ってもらい、オムバスを訪ねました。