アトピー克服後のNew Life/My Work |
- 阿部 蒼桜ちゃん(10 歳)
生まれてすぐに乳児湿疹を発症。それが退かないため、生後2カ月頃からステロイド治療を開始。病院を転々としている頃にネットの掲示板に書き込んだ質問に対する答えで自宅温泉湯治を知る。活水器を利用しての湯治を開始した。 |
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「ただいまー!」。小学校から帰ってきたかと思ったら、10 分もしないうちに「行ってきま~す!」。蒼桜ちゃんは毎日元気に遊びに出かけていきます。目下のブームは「ジェイボード(キックボード)」。全身でバランスを小刻みに取りながら上手に乗りこなすその姿にアトピーの面影はありません。
蒼桜ちゃんの「アトピー克服体験記」が掲載されたのは2011年の11月号でした。あれから2年近く経った今も元気はみなぎっています。運動が大好きな小学5年生。「大きくなりましたよ(笑)」とお母さま・瞳さん。瞳さんに、今の蒼桜ちゃんの様子をうかがいました。
- 今でも心がけていること
- アトピーに悩まされていた頃は、かゆみが気になって遊びにも集中できない状態でした。今ではのびのびと動き回り、しっかり体を動かす分、夜もコテッ!と眠りにつけているそうです。
「『はよ、寝ぇや』『うん、わかった』そう言ったかと思ったらもう寝息を立てています。そんな姿を見ていたら、この子がかゆくて寝付けなかった頃を思い出します。眠れるまで体をさすってあげるのが当たり前でしたねぇ。普通に過ごせることって本当に幸せですね」
寝たかと思ってもまたかゆみで目を覚ますこともしばしばだったあの頃。今では「不思議なくらい朝まで熟睡しています」とも。
4つ下の妹・希き桜らちゃんには今もアトピーが出ていることもあって、阿部家では"健康にいい生活"を普段から心がけているようです。 できるだけおやつは食べない。お風呂には長く入る。子どもたちがストレスを溜めないように、親がしっかり話を聞いてあげる。睡眠時間を長くとる。食事にも気を遣うなどなど。
「がんばりすぎているというものではないんです。ラーメンだって食べますし(笑)。でも、旬のものを多く摂ったり、ヌカを炒ってご飯やおかずに混ぜたりはしています。お風呂にはできるだけ長く入ってほしいのでお風呂用のテレビを設置しました」 お風呂で体を温め続けたことが自分の肌を良くしたと経験で知っている蒼桜ちゃんは、今でも長く入っていられるよう。希桜ちゃんも、アニメを見ながらのお風呂を楽しんでいるようです。
蒼桜ちゃんがアトピーと闘っていたとき、治ったらこれを着せてあげたいと、かわいいキャミソールを用意していた瞳さん。本当にそれを着る日が来たときはグッとこみ上げるものがあったよう。次は希桜ちゃんの番ですね。