体の中からスキンケアQ&A |
- アトピー性皮膚炎の皮膚は、角質層のセラミドの量が少ない傾向があります。 セラミドが少ないと肌の水分は失われやすく、バリア機能の低下によって感染症にかかりやすくなります。 だから、まずセラミドを補うことで、体の中からのスキンケアを行います。内側から角質層のセラミドを増やして肌に保湿力をつけ、 外側からクリームなどで保水や保湿をすれば、スキンケアの効率がアップします。
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人の皮膚の一番外側は表皮と呼ばれています。その表皮の一番外側、外界と接している部分を角質層といいますが、角質層の細胞間のすき間を
満たしているのがセラミドなどの細胞間脂質(簡単に言えば油)です。
角質層内におけるセラミドには2つの働きがあります。
【水分保持】
体内にある水分を外へ出さない働き。セラミドは肌の保湿に役立っています。
【バリア機能】
外部の刺激から体を守るバリアの働き。セラミドは細菌やウイルス、様々なアレルゲンなどの異物の侵入を防止します。
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セラミドは様々な食品に含まれていますが、植物性セラミドの量が群を抜いて多いのがこんにゃく芋。 しかし、こんにゃくを食べても基本的に消化されずに、ほとんどそのまま排泄されてしまいます。
米や小麦、とうもろこしなどにも植物性セラミドは含まれていますが、こんにゃく芋に比べると非常に少なく、 相当な量を食べないと十分なセラミドを摂取することはできません。 だから、食物からセラミドを摂るには、こんにゃく芋から抽出された状態(サプリメントなど)で摂取するのが効率的と言えるでしょう。