春を快適に過ごすための花粉症対策 |
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この季節、スギ花粉はもう身のまわりに飛来しています。西洋医学的な対症療法だけでなく、漢方医学の「養生」を取り入れることによって、
花粉症の症状も最低限に抑えることも可能です。生活改善の方法を知って、春を快適に過ごしましょう。
- 1.花粉の季節到来!
- ■ 花粉症とは花粉に対するアレルギー症状
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スギ花粉などの花粉が原因となって起こる目や鼻のアレルギー症状が花粉症。スギ以外にも、ヒノキ・ブタクサ・シラカバなど約60種類の植物が花粉症を引き起こしているという報告もあります。アレルゲンとなる花粉が飛ぶ季節、スギ花粉症なら、スギの花粉が飛ぶ1月下旬から4月下旬に症状が現れます。複数の花粉に原因がある人になると、1年に何度も症状が出ることも。
花粉症になると、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、涙、充血など目や鼻に主に症状が現れます。重症になると、症状が出ている間は仕事も家事も手につかなくなるほど。アトピー性皮膚炎や喘息の症状が悪化することもあります。
- ■ 対症療法だけでなく、日ごろの養生が大切
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花粉症対策については、症状が現れるのが年間で数ヶ月間しかないために、毎年シーズン到来とともに慌てて対症療法でやり過ごす方がほとんどです。
漢方の基本は体のバランスを整えるところにあります。対症療法もありますが、基本的には根本治療を重視。それが「養生」です。食生活などの生活習慣を改善する日々の養生によって、花粉症が出にくい体作りをする。それがこの季節をラクに過ごす秘訣。すでに症状が現れた方も、対症療法に養生を組み合わせることで、症状を少しでも和らげることができます。