水とアトピー |
- 1.良質な水を飲んでアトピーを改善しよう!
- 生きるためになくてはならない水は、あらゆるパワーの源。
「おいしくて体によい水」を飲めば、アトピー改善の確かな一歩にもなります。
生きるため、健康維持のために必要な良質の水について考えていきましょう。
- ■ 水は生命維持活動の基本 身体のすみずみまでゆきわたっています
- 温泉のほとんどは、地中にしみ込んだ雨や雪が温度や成分などを得て、再び地上に出てきた「循環水」。温泉は「火山性温泉」と「非火山性温泉」に大別できます。
- 成人の場合、体の約60%は水分です。たった2%の欠乏で脱水症状になり、20%欠乏すると死亡するため、水がなくては生きていけません。
水はあらゆるものを溶かし込み、表面張力によって血管のすみずみまでゆきわたり、温度が変化しにくいという性質をもっています。水は身体の中で次のような働きをします。
1. 血液として、酸素や栄養素を細胞に運搬する
2. 体液の構成要素として細胞の働きを助ける
3. 体内の老廃物を体外へ排出する
4. 体温を調節する
このように血液から細胞まで、体のすみずみにゆきわたって生命維持活動を支えています。健康を維持するためには良質の水を飲むことが大切なのです。
- ■ 現代の水の問題点
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● 消毒されているはずなのに実は汚染されている水道水
水道水のまずさや安全への不安から、水を買うのが常識になりつつある昨今。飲み水の安全性や問題点について考えてみます。
日本の水道水(一部地域の飲料水を除く)では、水源の殺菌用と、有機物質を消毒するために塩素が使われています。水道法では、蛇口での遊離塩素濃度を0.1ppm以上と定めていますが、上限の水質基準がないため、環境汚染とともに塩素濃度は増加。身体への影響が心配されています。オゾン殺菌なども取り入れられているとはいえ、消毒のメインは塩素に頼っているのが実情です。
水道水の一番の問題は、安全のために投入される塩素と、塩素と有機物が反応して生成される発ガン性物質のトリハロメタン。塩素自体も、カルキ臭の原因であるだけでなく、体内でミネラルやビタミンを破壊し、活性酸素を発生させます。
さらに、水道管の腐食によるサビや、集合住宅の受水タンクの汚染など、水道水の質を悪化させる要因はたくさんあるのです。
●「良質でおいしい」水の摂取が健康維持のためには必要
水はその性質上、健康に有効な成分だけでなく、有害な物質も溶かしこんでしまいます。体によい水は、まず有害な化学物質に汚染されていないことが大前提。汚染された水を飲むと体への影響ははかりしれません。
また、水道水として浄化される過程で、微量な有効成分までもが取り除かれてしまいます。おいしい水とは、有害物質がなく、体に有益なミネラルがほどよく溶け込んでいること。おいしい水こそが健康維持のために必要です。