夏の衣替えアレルギー対策 |
この記事は、あとぴナビ2010 年9 月号「すぐできる!アレルギーを防ぐ生活術第5 回(かくたこども&アレルギークリニック 小児科・アレルギー科 院長 角田和彦監修)」より抜粋(一部改定)しています。 |
- 衣替えは慎重に
- 押入れやタンスにしまい込んであった衣類や布団を出すときは、 アレルギー体質の人は特に慎重になりましょう。
- 5〜9月はダニの繁殖期暑い時期はダニに要注意!
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40 歳以下でアレルギー体質がある場合、ほとんどの人がダニアレルギーを起こしている
か、今後起こす可能性が高いと言われています。だから、ダニ抗原を減らすことはアレル
ギー対策として非常に大切です。
温度と湿度が上昇する5~9月はダニの繁殖期。ダニは温度25 度、湿度 80%前後で急速に増えます。1匹のダニは約45 個の卵を産み、 約40 日で成虫になります。さらに1日にその体重の約3分の1ほ どの糞をします。暑い時期は、ダニ抗原が爆発的に増える時期なのです。
ダニの糞や死骸・卵がアレルギーの原因になりますが、これらは寝具類やたたみ、カーペッ トなどに多いもの。掃除機をしっかりかけるなど、毎日の生活の中でダニ対策が必要です。 以前、生きているダニやダニの死骸を数える方法で、ダニの数を測定したことがあります。 家の中にはどれだけダニが多いかわかるでしょう。その他、ぬいぐるみ・布製のソファーやイス、カーテンのすそなどに多く見つかります。
- こんなアレルギー症状に注意
- ダニの糞や死骸、カビ、花粉や動物の毛、様々な化学物質などをそのまま不用意に 吸ってしまうと、次のようなアレルギー症状が起こりやすくなります。