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秋はセラミド、パーフェクト保湿

監修／大久保正智（おおくぼ・まさとも）
等々力皮フ科形成外科院長
１９５４年生まれ。８０年、日本医科大学卒業。医学博士。
同大学助教授を経て現在は日本医科大学形成外科兼任講師。日本皮膚科学会会員。

１．積極的にスキンケアをして、冬に備えましょう。

暑さと紫外線の夏から、寒さと乾燥の冬へ。その狭間にある秋は気候もよいので、アトピー肌の方にとっては比較的楽な季節といえます。そんな秋こそ肌の調子を整える絶好の季節。

今のうちに、積極的にスキンケアをして、冬に備えましょう。

■ 秋は比較的過ごしやすい季節。
この季節に皮膚の状態をよくしておくことが大切！

秋になると少しアトピー症状が落ち着く方は多いようです。夏場は、肌の大敵である紫外線やエアコンの乾燥した空気というマイナス要因がありました。汗をかくことによって皮膚に湿り気を与えるというメリットがありますが、汗はかゆみの原因にもなります。一方、冬は空気が乾燥し、肌も乾燥しやすくなります。そして春は、花粉がもっとも多い季節です。

秋にも空気は乾燥し始めますし、秋の花粉もあります。それでも他の季節と比べたら過ごしやすい季節といえるでしょう。秋は、夏のダメージから肌を回復させ、冬に備えてできるだけよい状態にするためには最高の季節なのです。

空気の乾燥する冬に備えた肌作りのためには、何よりも保湿が大切です。比較的肌を良好に保ちやすいこの季節に保湿することで、肌のバリア機能と保湿力を高めておきましょう。

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