アトピー克服の盲点 筋トレで効率的に基礎代謝力がアップする! |
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- スロトレで増やそう 筋肉と成長ホルモン
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新陳代謝や血流を良くし、内分泌系や自律神経系の働きを高めてくれる、筋トレなどの無酸素運動。
その効果を利用すれば、もっと効率的に代謝亜アップができるのです。
- 代謝力の高い体を作るポイントは筋肉と成長ホルモン
- ■代謝、血流を促す鍵は、筋肉にあった
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体が冷えやすい、肌が乾燥しやすく色も悪い、汗をかきにくい…。これはアトピーなどの肌トラブルの方に多い症状ですが、その原因として、新陳代謝の低下や血行不良があげられます。代謝が悪い状態とは、体内に取り込まれた糖や脂質の代謝がうまくいっていない状態。代謝をしっかり行うには、体内の糖や脂質をきっちり使うことが重要です。その鍵を握るのは、実は筋肉。筋肉は糖や脂質を最もよく使う組織なので、筋肉の量が多く、働きが大きいほど、全身の代謝効率は良くなるのです。
さらに、筋肉中に集まっている血管は反応が早く、筋肉を動かせば新しい血管がどんどん生まれます。つまり筋肉を動かすことによって血行も促進されるので、体の冷えもとることができるのです。
- ■筋トレは内分泌機能を高め、自律神経を整える
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筋肉を鍛えると、一日に数回分泌される成長ホルモンの量も増えます。成長ホルモンは、筋肉や骨の成長を促進するだけでなく、ハリとツヤのある肌に欠かせない皮膚細胞の増殖にも関わるホルモンです。最近の研究では、体脂肪を分解する効果の強いホルモンであることもわかってきました。
さらに、筋肉を鍛えると交感神経が活発になるので、成長ホルモン以外にも、アドレナリンや副腎皮質ホルモンなどの分泌が活性化されます。アトピー性皮膚炎を克服するためには、内分泌系や自律神経系のバランスを保つことが大切。交感神経と副交感神経、どちらが優位になりすぎても悪影響がありますが、副交感神経が優位になりすぎている場合、筋トレをすることで交感神経が働き、自律神経のバランスを整え、内分泌機能も高めることができます。
- ■代謝を向上させるには無酸素運動が効果的
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ウォーキングなどの有酸素運動は、血流を良くしますが、筋肉を増やす効果は低い運動です。まずは筋トレなどの無酸素運動により、筋肉を増やす方が効率的に基礎代謝を上げることができます。60分のウォーキングで消費するのは、150kcal(ご飯茶碗約一杯分)程度のエネルギーですが、3カ月間コアマッスル(P6「コツその1」を参照)を中心に筋トレをすると、安静時の代謝が100〜150kcal増えるのです。
また、無酸素運動(筋トレ)をすると、運動が終わった後も6時間は成長ホルモンによる脂肪の分解が続きます。有酸素運動の場合、成長ホルモンの分泌を増やすには15km程度のジョギングが必要ですが、無酸素運動なら少し強めの筋トレを週2〜3回、短時間行うだけでOK。これから紹介する「スロトレ」を行えば、もっと手軽に代謝の向上や成長ホルモンを増やすことができるのです。