隠れ脂肪肝によるアトピーの発症、悪化にご注意を! |
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- 一般的に成人の病気と思われている脂肪肝。実は、大人だけの病気ではなく、最近では、子どもたちの間にも脂肪肝が増加しています。
そして、アトピー性皮膚炎の症状と関連性が深いこともわかってきました。
脂肪肝は、自覚症状がなく、やせている人や子どもの場合気づかないことが多いのです。静かに増加し続ける「隠れ脂肪肝」を知り、アトピー改善に役立てましょう。
- 1.アトピー症状と脂肪肝の関連が疑われています
- 成人だけでなく、子どもたちの間に生活習慣病が増えています。これは、高タンパク、高脂肪の食生活が原因とされています。
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2001年に実施された宇治武田病院の調査によると、肥満のない子どものうち、健常児の約10%、アトピー性皮膚炎の子どもの約30%以上が脂肪肝でした(表1)。また、高脂血症は健常児の約10%、アトピー性皮膚炎の子どもの約20%で発見されました。
脂肪肝は発見しにくいこともありますが、明らかに増加しています。現在では、推定でアトピー性皮膚炎の子どもの場合約30%、健常者の場合で約10%が脂肪肝にかかっており、アトピー性皮膚炎の大人では、さらにその割合は40?50%に及ぶと考えられます。