「かゆみ」、「炎症」が和らぐ天然の新成分「ディフェンジル」とは? |
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- ディフェンジルとは天然植物オイル配合の新スキンケア
- アトピー性皮膚炎の方の最も大きな悩みは「かゆみ」。このかゆみが生じる原因の一つは皮膚下に起こる炎症です。抗炎症作用を有する成分として、今、注目されているのがスイスで開発されたスキンケアの新原料「ディフェンジル(DEFENSIL)」。ステロイドのような副作用がなく安全な成分でありながら、驚くべき臨床結果が出ています。

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スイスの製薬メーカーRAHN 社が開発したヨーロッパでホメオパシー療法(※)に用いられている成分で、フウセンカズラ、シャゼンムラサキ、ヒマワリ種子から抽出される植物性オイルを組み合わせた100%ナチュラルな原料です。
※ホメオパシー療法とは?
19世紀初頭、ドイツ人医師サミエル・ハーネマンが確立した同種療法とも言われる、伝統的代替療法のこと。


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かゆみは、皮膚が外部からの刺激に対して敏感になっているときに起こりやすいものです。ディフェンジル配合のジェルを使うことによって、皮膚刺激への感受性が低下することがわかりました(図1)。図1の臨床試験では、5%のディフェンジルを含んだジェルを用いて、9名の過敏症の被験者に、肌の刺激反応を調べるテスト(スティンギングテスト※)を行った結果、28日使用後で、肌の刺激反応が平均で64%も減少しました。うち2名については、完全に肌に対する刺激反応がなくなりました。
この結果から分かることは、ディフェンジルを使用することでバリア機能が得られ、外部の刺激に対する耐性が高まったことを示します。
※スティンギングテストとは?
肌に刺激を与える人工的な成分を塗布し、悪化の反応が現れるかどうかを見る試験


- 皮膚が乾燥することによっても、皮膚はかゆみが起きやすくなります。ディフェンジルによるスキンケアで、皮膚の水分が失われる量(経皮水分蒸散量※)が大幅に減ることがわかりました(図2)。図2の実験では、5種類のジェルを用意し、経皮水分蒸散量(TEWL※)を測定しました

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その結果、4、5は2時間で元の状態に戻りましたが、1、3は8時間後でも塗布した状態を維持し、皮膚の乾燥を防ぎました。特に、3のディフェンジルは、2の薄い濃度(0・1%)のステロイド剤よりも優れた値を示し、1の濃い濃度(0・5%)のステロイド剤と、ほぼ同等の値を示しました。
この結果は、ディフェンジル配合のジェルが、スキンバリアとして長時間、皮膚の乾燥を防ぐ役割を果たしていることを示しています。
※経皮水分蒸散量とは?
皮膚の水分が失われる割合を現わし、蒸散量率が高いと皮膚が乾燥していることを示す。



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かゆみの主な原因である、皮膚の炎症に対するディフェンジルの効果も調べました(図3・図4)。図3の紅班(赤みのある炎症)の変化を調べた試験では、2と同様の5種類のジェルで、最も良い結果を示したのは①②のステロイド剤でしたが、③のディフェンジルは、ステロイド剤の約半分の紅班減少率を示しました。④のパンテノールも2時間後までは紅班を減らしましたが、その後は持続性を示さなかったのに対し、ステロイド剤とディフェンジルは、持続性を示しました。さらに図4の試験では、ディフェンジルを5%配合したジェルを、赤外線を30分間当てて引きこした肌の発赤に使用したところ、ディフェンジルを配合しなかったものと比較して15分後に35%、30分後でも26%も炎症を軽減しました。
これらの結果は、ディフェンジルを使用することで、皮膚の炎症を軽減させ、さらに即効性も期待できることを示しています。
特に、今回のテストは、比較対照群がステロイド剤でしたが、プラセボ群と比較した場合に、明らかな有意差が出ており、ダメージを抱えるお肌には、適した成分です
- ■ディフェンジルQ&A
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質問:Question |
ディフェンジルにはステロイド剤のような副作用はないの? |
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答え:Answer |
薬剤ではなく、植物性オイルなので副作用はありません。 かゆみは、アレルギー反応→炎症→かゆみという経路で生じますが、ステロイド剤は、免疫を抑制することでアレルギー反応を抑制するのに対し、ディフェンジルは、アレルギー反応そのものは抑制せずに、アレルギーにより生じる炎症だけを起こしにくくすることでかゆみを軽減するように働きかけます。この炎症を起きにくくする作用は植物性オイルには多かれ少なかれ存在しますが、ディフェンジルは、ステロイド剤ほどの強い作用はありませんが、複数の植物性オイルを組み合わせることで、同じような作用を生じさせることを実現したのです。また、ステロイドのように薬剤ではなく、天然オイルなので、ステロイドのような免疫抑制作用はなく、副作用もありません。また、かゆみにより掻き壊した肌は、炎症や傷口の酸化により、二次的なかゆみを生むことになりますが、ディフェンジルは、炎症からくるかゆみだけではなく、掻き壊しとその酸化からくる二次的なかゆみにも働くように組み合わせられています。 |
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・フウセンカズラに含まれるβシトステロールが持つ炎症阻害作用
・シャゼンムラサキに含まれるステアリンドン酸が持つアラキドン酸代謝による抗炎症作用
・ヒマワリ種子に含まれる脂溶性ビタミンやスクアールによる抗酸化作用
