徹底大検証!アトピー克服のカギ、温泉の効果効能 |
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- 「冷え」はアトピーにとって大敵
温泉湯治でアトピーを克服できるのは、その効果が「肌」と「体」両面に作用するからです。
今月は克服の基本となる「体」への効果的な作用を自然治癒力のバロメーターでもある「体温」をキーワードに検証していきます。
- 1.サーモグラフィで温熱効果を確認:その1
- 温泉の温熱効果がアトピー克服のカギ「冷え」とはただ単に冷たい、寒く感じるだけが冷えではなく、血液循環・新陳代謝が悪い状態をいい、からだ全体の機能が低下していることを示します。
そうなると環境への適応能力を著しく低下させますので、さまざまなストレスの感受性が高まり自律神経や内分泌系、免疫系に悪影響が出やすくなります。この負のスパイラルが、症状の一進一退を招く大きな原因となっています。
また、肌においても、冷えの状況下では末梢部分である皮膚表面の新陳代謝にも悪影響が出ている場合が多く、健全な皮膚の再生にも問題を生じやすくなります。例えば、皮脂は汗と乳化して皮脂膜を作り、各層の水分量を高めると同時にバリア機能を強化しますが、冷えがあると不十分になりやすくなります。
そして水分の蒸発量も増え、さまざまな刺激にも負けやすくなり、このこともまた症状の一進一退を招く原因となっています。それらを解決するために、いくつかある温泉の医学的に認められている効果(2ページ参照)の中で、全ての効果の基本となる「からだを芯から温める効果―温熱効果―」に焦点を当てた実験を、九州ホスメックリカバリーセンター(HRC)で行いました。
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「温泉ってホント芯から温まるよね」という話をよく聞きます。
家庭のお風呂との違いは本当にあるのでしょうか?
さまざまな形で、その入浴における「温熱効果」を検証してみました。
- ■ 井戸水よりも源泉のほうが、温まりやすく冷めにくいからだの冷えをじっくり解消
- ※良質の井戸水での比較ですので、水道水ではこの差は大きくなると予想されます。
