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甘草やグリチルリチンには副腎皮質ホルモン様の効果があるためです。
敏感肌用の化粧品やスキンケア商品によく配合されてい
る成分に、甘草から抽出される「グリチルリチン」があります。配合理由は、ステロイドに似た薬理作用による抗炎症効果、抗アレルギー効果があるためです。
もちろん化粧品原料なので、ステロイドのような強い効き目はありません。化粧品原料でこのような薬理作用がある成分はまれで、使用感が良くなるのと、一定量以上配合すると医薬部外品として認められるので、多くのメーカーがこぞって配合します。
しかしながら、これらにも問題があります。使用を中止すると、赤みや、乾燥が元に戻ったり、悪化したり、また、それなしでは肌が落ち着かなくなる場合があります。
これは、グリチルリチンが副腎皮質ホルモンの一つである塩類コルチコイドと似た働きをするため、抗炎症効果を有する代わりに、止めたときにリバウンドのような症状が生じるためと考えられます(ステロイド剤は副腎皮質ホルモンの中の糖類コルチコイドを合成した薬剤です)。
市販のグリチルリチン配合、特に高配合の商品は、結果的に肌の自然治癒力を低下させるとの実感を持っている方が多いので、あとぴナビ通販では、読者の方々にモニターのご協力をいただきながら、共に商品作りを行い、グリチルリチンに関しては無配合とし、安全な成分を採用するように努めています。
質問者の方も、おそらくこのような理由で一時的に赤みが増したように感じたと考えられますが、肌の自然治癒力が回復、増強してくるに従い、天然オイル成分のみでもスキンケアが可能になります。
しばらく、お試しいただくことをお勧めいたします。赤みやかゆみが続く場合は、早めに相談ダイヤルにご相談ください。
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