スピード回復、冬の肌トラブル対処術 |
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- 1.冬はアトピーが悪化しやすい季節です!
- 冬はアトピーが悪化しやすい季節です。乾燥と寒さで悲鳴をあげているお肌をいたわる、トラブル対処法を紹介します。
- ■ 乾燥と気温低下で皮膚機能が低下
- 冬はどうしてアトピー性皮膚炎(以下「アトピー」と略します)が悪化しやすいのでしょうか? 理由は二つあります。一つは乾燥で、もう一つが気温の低下です。空気が乾燥すると皮膚は収縮します。するとアトピー肌(図下)では、皮膚のバリア機能が低いので、皮膚表面の細かな傷が広がった状態になり、さらにバリア機能が低下します。このため、外からの刺激を防ぎにくくなるだけでなく、体内の水分も蒸発しやすくなり、肌はますます乾燥してしまうのです。乾燥はこの水分の蒸発を促進し、刺激を受けやすくなるため、かゆみも発生しやすくなるのです。
- 花気温の低下は、血流にも影響を与えます。人間は気温が下がると、生存のために重要な脳や中心部の臓器を冷やさぬように優先して温かい血液を送ります。皮膚は、脳や臓器よりも優先順位が低いため、気温が下がったとき最初に血流が下がります。手足にしもやけができやすいのは、そのためです。こうして、気温が下がると皮膚の血流が減り、新陳代謝も悪くなり皮膚の機能も低下するのです。