冬のアトピー回復改善大作戦 |
- 1.日常生活改善ポイント(1)
ぐっすり眠って肌がしっとり! - 冬はアトピー症状が悪化しやすい季節。今から体調・肌の調子をアップして、楽しく年末年始を過ごしたいですね。現在の日常生活の改善ポイントを見つけて徹底的に改善し、この冬に大幅にアトピー症状を改善しましょう。
- 睡眠はアトピー性皮膚炎に対してだけでなく、体調そのものにも大きく関わる要素です。活動に必要なホルモン、皮膚の新陳代謝、自律神経の調整は、適切な睡眠を取ることで得られます。
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1. 副交感神経を優位にする
心身ともにリラックスしていると、自然に入眠しますが、緊張・興奮するような行動は眠りにくい状態を作ります。ぬるめのお湯にゆっくり入浴したり、布団に入ってからリラックスできるような音楽をかけると眠りやすくなります。
また、部屋が明るかったり、深夜までテレビを見続けると、視神経の刺激などでなかなか寝つきにくいもの。部屋を暗くすることも大切です。
2. 生活リズムを整える
睡眠は、できる限り一定のリズムを保つ方がよいとされています。毎日就寝時間がバラバラだと、体が眠りの体制を作りにくくなります。たとえ眠くなっていなくても、毎日決まった時間に布団に入って寝る体制を整えるようにしましょう。
3. 運動をする
睡眠には、その日の活動による疲労からの「回復」と翌日の活動のための「準備(新陳代謝・内分泌の促進など)」を行うという意味があります。ですから、まったく疲労のない生活をしていると、体が深く長い睡眠を要求しないため(翌日の準備のためだけの睡眠となる)、寝つきにくくなるのです。
そのような場合は、軽度の運動をして、体にある程度の疲労感を与えましょう。ただし運動は交感神経優位の状態(心身の緊張・興奮状態)を作り出すので、寝る直前に運動するとかえって眠りにくくなることがあるので注意しましょう。
4. 食事を工夫する
睡眠を誘発しやすい物質が含まれる食品には、レタス、ココア、乳製品などがあります。寝る直前に高脂肪の食品を摂るとかゆみの原因となる場合があり、逆に眠りを妨げるので、夕食で摂る方がよいでしょう。